ちゃこりんの空回りな世界∞

人生は空回りするほど面白い!

外来種のセミ、タケオオツクツクが埼玉県川口市で大発生。竹林が唸りを上げる!

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あるニュース記事が僕の目に止まった。

 

「外来種のセミが埼玉県川口市安行地区で繁殖!」

 

 

えっ⁉めっちゃピンポイントで地元じゃないか。にもかかわらず、そんな話は初めて聞きます。

 

これは探してみるしかないでしょ。

さっそく私はそのセミについて調べはじめました。

 

 

タケオオツクツクを探してみた

タケオオツクツクとは

そのセミの名は「プラティロミア・ピエリ」

正直その名前を聞いてもセミだとは思わない。

「誰それ?」って感じだ。

 

外来種のためまだ正式な和名が無いようだが「タケオオツクツク」と呼ばれているらしい。その名の通り竹林に生息するセミでツクツクボウシに近い種だそうだ。

 

 

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(出典:日本昆虫分類学会より)

 

 

大きなセミで、日本に生息する最大クラスのセミ、クマゼミと肩を並べるほどである。

 

中国ベトナムなどに生息し、日本ではこの安行(あんぎょう)地区付近でしか確認されていない。7月下旬から8月上旬にかけてピークを迎え、夕方に「グィーン、ギリギリギリギリ・・・・・」と機械音のように鳴く(録音した音声データは後ほど出てきます)

 

ネットで調べた限りではこんなところだ。

 

 

竹林を求めて

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それではセミを探しに行こう!

・・・でも竹林なんてどこかにあったかな?

 

そもそも普段、竹林なんて全然意識してません。

そういえばあの辺にあったような・・・。とりあえずバイクに乗って探し始めました。

 

 

空振り。あの辺にはありませんでした(^-^;

人の記憶など曖昧なものだ。

 

f:id:cyakorin:20180503123234p:plainいや、おまえの記憶がだろ

 

 

バイクで走りながら竹を求めて辺りをキョロキョロ。「竹ぇ~、竹ぇ~」とつぶやきながら走ります。

 

人生でこれほどを求めた事は初めてだ。今後も恐らく無いであろう。たまに小規模ながら竹が生えている所を見つけると「竹だぁ」と感動してました(笑)

 

 

 

近くの姉の家に用があったのを思い出した。

そうだ、ついでに姉にも聞いてみよう。姉には二人の子どもがいるし案外地域の情報にも詳しかったりするかもしれない。

 

 

「この辺に竹が生えてる所ってない?」

「竹?そういえば赤山城跡の奥の木道あたりにたくさん竹が生えてたけど」

 

「マジか!」

「でもなんで竹なんか探してるの?」

 

「この辺の竹林に珍しいセミがいるんだって。」

そう言ってネットに上がっているセミの鳴き声を聞かせてみた。

 

それ聞いたことある。セミだったんだ。なんの機械の音だろうって思ってた」

 

 

まさかの証言である。

この近辺で歩いている時に聞いたそうだ。そんなに身近にいるものなのか?

 

まぁセミじゃなくて本当に何かの機械音だったというオチもあり得るが・・・。

 

 

いざ赤山城跡へ

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おぉ!竹林だよ。今まで見て回ったものより断トツで竹林だ。

 

しかし夕方なのにそれらしき鳴き声は聞こえてこない。聞こえるのはアブラゼミ、ミンミンゼミ、そしてヒグラシも鳴き始めたようだ。

 

他のセミの鳴き声に混ざって聞き取れないだけだろうか?

そう思って歩いていると明らかにタケオオツクツク目当ての人と思われる方々が集まっていました。

 

 

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「こんにちは」

そう挨拶してみると案の定タケオオツクツクを探しに来た人達だった。

 

地元の兄弟、岩槻からバイクで来た人、そして神奈川から車で訪れた人。同じものを求めている者どうし仲間意識が発生するのか笑顔で輪の中に入れてくれました。

 

 

いろいろ情報を聞いてみると鳴き始めるのはもっと暗くなってからとのこと。そしてこの場所こそがタケオオツクツクの生息する有名なポイントなのだそうだ。

 

ものすごくラッキーだ。そしてグッジョブ姉!

  

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タケオオツクツク大合唱

みんなでいろいろ話したり周辺をウロウロしたりして時間を潰していると18時15分、それはやって来た。

 

一匹のグィーンという耳慣れない機械のような音が聞こえてきた。それから10分もすると竹林全体が唸りをあげていると思うほどの大合唱になった。

それは大げさじゃない?と思う人もいるかもしれないが本当にそんな感じなのだ。

 

これがその時に録音した鳴き声だ。

 

 


タケオオツクツクの大合唱(埼玉県川口市・赤山城跡)

 

グィーン、ギリギリギリギリ・・・この繰り返しで、鳴き始めるとニイニイゼミと同じで暫く休まずに鳴き続けるようだ。

お世辞にも心地よい響きとは言えない。むしろ耳障りというか異様な音である。

 

最初は探せるのかさえも疑っていたのだが、まさかここまで大発生しているとは思いませんでした。

 

 

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地元の兄弟が捕まえたタケオオツクツクを撮らせてもらいました(ピンボケですいません)

大きいけどやや長細くてスマートな印象だ。

 

セミは竹の葉が茂っている上層部の方にいる場合が多く、捕まえるのは意外と難しそうだった。鳴き声はいっぱい聞こえるのだが。

 

 

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あとフェンスや柵の中には入らないように願いたい。マナーが悪いと結局全ての人が損をすることになる。

 

 

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それに天罰があるみたいだ(なんかこーゆーの好きw)

 

辺りが真っ暗になると先ほどの騒ぎがウソのように鳴き声は止んだ。日没のたった1時間くらいしか鳴かないのだ。ちなみに夜が明ける時間にも訪れてみたが朝は鳴かないようである。

 

 

いや~満足満足。

鳴き止んだので自分は帰ります。他の昆虫ファンの方々は今度は懐中電灯を手にして地中から出てくる幼虫を探していました。

頑張ってください!

 

※8月14日の夕方も元気に大合唱、17日は涼しいためか若干弱弱しく鳴いてる感じ、22日もやや元気さに欠けるもののたくさん鳴いてます。いつ頃まで鳴くのでしょうね?

 

 

 

やや専門的に考えてみた

※セミに興味ない人はオマケまで読み飛ばしてください。また、私は専門家ではないどころかド素人なので、それを承知でお読みくださいm(__)m

 

現在の生息範囲

さて、これほど大発生しているとなると生息範囲がどこまで広がっているのかが気になった。それで後日夕暮れ時にバイクを走らせて近くの竹林を調べてみた。その結果が下の図だ。

 

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赤い丸が大発生している赤山城跡の木道だが、そこから1.5~2キロ離れると殆ど姿を確認することができないのだ。

 

黄色の所はかろうじて1~2匹の鳴き声を確認できたくらい、青の所は全く確認できなかった。もちろんもっと綿密に探索したり日を改めたりすればいるのかもしれない。だがその数は極めて少ないことは確かだと思う。

 

ちなみにこの地図以外に、さいたま市緑区や岩槻区も調べてみたが確認はできなかった。

 

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今後はどうなる?

  1. 駆除
  2. 現状維持もしくは緩やかに生息範囲拡大

 

まず駆除だが恐らくされないのではないだろうか?

外来種で駆除されるケースは危険な生物の場合(ヒアリ等)、もしくは農作物に被害を与える場合(ウリミバエ等)、生態系に多大な影響を及ぼす場合などが考えられる。

 

今回のタケオオツクツクが直ちにこれらに当てはまるとは言い難い。

 

 

なので現状維持か緩やかに拡大するのではないかと思う。そして拡大するとなると北北西の方向だと思われる。東・南・西の方角は2キロも行けば市街地となり竹林はほとんど存在しない。唯一竹林が点在する方角が北北西なのだ。

 

そして先程の生息範囲の調査で、ある一点で大発生しているのにも関わらず周りにあまり広がっていないと言うことは、繁殖力はあるけど進行速度は遅いのではないかと思われる。

 

セミは夏の短期間のみ活動する生き物だし行動範囲も狭いのかもしれない。もし急拡大する可能性があるとしたらそれは人為的によるものだと思う。

また、現在僅かに確認されてる地域が今後大繁殖する可能性はあるだろう。

 

第二、第三の繁殖地の可能性

今回なぜ川口市安行地区にタケオオツクツクが大発生したのだろうか?

それは「たまたま」だと思う。

 

この地域が何か特別な環境かと言うとそんなことは無い。温暖で竹林が点在していただけの話だ。そのような場所は日本中至る所に存在するであろう。そこにセミの卵か幼虫がなんらかの理由で(たとえば中国からの輸入品などに紛れて)入り込んだのだ。

 

 

つまり日本中(少なくとも関東以西では)どこでも大発生する可能性があるのだ。今後第二、第三の繁殖地が発生するかもしれない。いや、知らないだけで既にあるのかもしれない。

 

もし竹林で妙な機械音のような鳴き声のセミがいたら専門家に知らせてみてほしい。

 

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おまけ

セミの成虫の寿命が一週間はウソ

セミは成虫になると一週間くらいで死ぬと思っている人はいないだろうか? 私は思っていた。そう子どもの時に教わった気がする。

 

だがそれは俗説だと今回初めて知りました。なんとも無知で恥ずかしい限りである。

 

セミは成虫で3週間~1か月ほども生きるそうなのだ。飼育が難しく、人が飼うと短命で終わるためにそんな俗説が出来たとされている。

 

 

この歳になって信じていたものが間違いだとわかると案外ショックなものですね。

それでは今回はこの辺で・・・。お読みいただきありがとうございます。

 

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