劇場版 夏目友人帳の感想
劇場版 夏目友人帳~うつせみに結ぶ~を見に行ってきました。久々に映画を見ると言うのも良いものですね。
夏目友人帳のあらすじを超簡単に言うと、妖(あやかし)が見える高校生の少年の物語です。見えるせいで子どもの頃から嘘つき呼ばわりされ周囲とうまくいかず、両親も早くに亡くしたため孤独でつらい幼少時代を過ごしてきました。
今はようやく色んな縁もあって人とも妖(あやかし)とも上手く行き始めた所です。
※映画館で配布してたクリアファイルです。
さて映画を見た感想ですが、うーん・・・と言った所でしょうか(^-^;
物語に入りづらく、登場人物などいろいろ盛ろうとしてわかりづらくテンポもイマイチ?
もうちょいシンプルにまとめた方が面白いお話になるんじゃないかなと思いました。ニャンコ先生三分割は面白かったけど。
夏目友人帳の良さはこんなもんじゃないぞ~!
そう思いました。あくまで個人の意見ですけどね。
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テレビアニメもシリーズ化されていて今まで第6期まで放送されています。その中でも今回は好きなお話を6つとその名ゼリフを選んでみました。
「夏目友人帳」好きな話6選
夏目友人帳 伍 第5話「結んではいけない」
この気持ちを 人はなんと呼ぶのだろうか・・・
あえて言葉にするなら「恋」とか「愛」なのかも知れないが、言葉にするとなんと薄っぺらいことか・・・。
私に問われたら恐らくこう答えると思う。
「さあね。でもその気持ちはよく知ってるよ」
これで精いっぱいである。
人に妖(あやかし)は見えない。思いは一方通行なのだ。
見えぬ相手はいないも同然。元々結ぶだけ無意味な縁なのだ。
そう言って妖は何も伝えずに立ち去ったけど・・・。
ラストのエンディング曲までの流れはとても切なく美しく心に残るシーンである。
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夏目友人帳 伍 第11話「儚き者へ」
いつか散るとわかっていても 性懲りもなく見入ってしまうのだから
人と妖(あやかし)とでは時の流れがまったく違う。
妖にとって人の一生はとても短い。人間の感覚で言えば5年や10年くらいなのだろうか?
人と交わる事は阿呆のする事なのだ。嫌な思いをする事も多いし、楽しくてもすぐに悲しい別れが待っている。
それでも心を通わせてしまうのだから何とも不思議なものである。
「まったく世話の焼けるお方だ」と言いながらも夏目を慕い、何かとちょっかいを出すツンデレな中級達(画像左上の二人)
すぐに散ってしまう白切花の花吹雪のシーンは儚さと共に優しさに溢れた名場面だ。
そういえば続 夏目友人帳の第1話でも夏目の用心棒の妖、ニャンコ先生が言ってました。
いましばらく私はこれ(夏目)の傍らにいよう。あっという間のその時まで・・・
いつも憎まれ口を叩いてますが、ニャンコ先生も夏目の事は気に入っているし放っておけないのですね。
優しくもあり残酷でもある響きです。
でもそのかけがえのない時間をお互い大切に刻んでいけたら良いなと願ってしまいます。
夏目友人帳 伍 第10話「塔子と滋」
幸せがこんなにも 静かに静かに二人の上に降り積もって・・・
塔子と滋は夏目がお世話になっている遠縁の藤原家の夫婦で子どもは出来なかったようです。
まだ夏目が藤原家に来る前の話で、親戚中でたらい回しにされていた夏目を引き取る経緯も描かれてます。
ある日、塔子はカラスを助けてあげて、それからそのカラスをよく見かけるようになる。
滋に話すとカラスは決めた相手と一生共にするので、一羽でいるカラスはまだ相手に出会えていないか先立たれてしまった者だと聞かされた。
いつも一人で飛んでいるあのカラスはいったいどちらなのだろう?
まだ出会えていないのか、それとも・・・
そして塔子は自分達もどちらか一人になった時のことを思います。
いつかあの人を失う日が来たら 私は生きていけるかしら
いつか私を失っても あの人は生きていけるかしら
この夫婦を見ていると理想の夫婦だなと思わずにはいられないです。そして夏目も徐々にその家族の1ピースとなっていく姿もなんだか嬉しい。
あのカラスがどちらなのかは最後の夏目のセリフで明らかになる。当の本人は気づいてないようですが・・・。
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夏目友人帳 伍 第8話「歪みなき世界」
いつまでも どこまで行っても 見つからないかもしれない
真っすぐ進める道も 優しくなる方法も
祓い屋の名取と的場の高校時代(約6年前)のお話。夏目友人帳なのに夏目が一度も登場しない珍しい回でもありました。雰囲気もいつもと違います。
名取も的場も祓い屋だけあって妖怪が見える人間であり、今までに色々な苦労があったのか非常にクセの強いキャラでもあります。
そんな二人にもこんな青臭い時代があったのだなぁ。
無邪気そうに振る舞う的場や、素直に迷い、悩む姿の名取は今からは想像できないくらい新鮮に映ります。
お互い性格は合ってないけど、二人のやり取りは面白く、実にテンポが良い。
優しい人間になりたい。
そう思う名取は既に優しい気もします。
今の夏目を心配して放っておけないのも、昔の自分と重なる所があるからかもしれませんね。
こんなので見ようとするから歪んで見えるんじゃないの?
結局二人は違う道を歩き、違う世界を見ていく事になる。
的場は強く生きる道を、名取は上手く生きる道を・・・
夏目はどんな道を歩き、どんな世界を見ていくのだろうか?
たぶん二人とはまた違った道を歩いていくに違いない。
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夏目友人帳 陸 第4話「違える瞳」と第5話「しばられし者」
君たちとの時間は 楽しかったよ
2話連続ものです。
妖怪が見える人間でも突然見えなくなる事があるらしい。タクマもその一人だ。
突然見えなくなる方もショックだが、突然見てもらえなくなる妖(あやかし)の方はもっとショックに違いない。
妖は自分が捨てられたと勘違いして家に災いを呼び寄せようとします。でもそれはタクマの気を引きたい一心でやった事でした。
もう一度タクマに見てもらいたい。もう一度一緒の時を過ごしたい。
小さな子どもが駄々をこねるように「ぼくを見て」と必死で訴えかける姿は見ているのがツラくなるほど可哀想ですね。
でもタクマの瞳には映らない。こんなに近くにいるのに・・・。
「少し大変そうな仕事だが、君たちとなら何とかなるだろう」
そんな互いに信頼しあえる関係だった。タクマも妖も、そんな時間がずっと続くものだと思っていたに違いありません。少し前までは。
「無事に終わったら久しぶりに、みんなで映画でも見にいくか」
この優しい笑顔が自分たちを見てくれた最後のタクマの姿だったようです。妖たちにはこの記憶が宝物のように大切にしまわれていました。
運命とは言え、こんな別れは悲し過ぎると思った回でした。
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夏目友人帳 参 第13話「夏目遊戯帳」
守ってやるさ。弱いおまえが呼ぶのならしょうがないねぇ
気に入ったんだからしょうがないさ
子どもの頃から妖怪が見えるために嘘つきと呼ばれ遊びの輪にも入れてもらえず、遠目にみんなが遊んでいるのを見ていた夏目。
妖怪たちの宴に招かれ、子どもの時に出来なかった影踏み鬼を一緒に楽しむ姿が和みます。
妖怪を憎んでもおかしくなかったはずなのに多くの妖怪と仲良く、そして愛されるようになっていったのですね。
そんな宴の最中に「おーい夏目、おまえも一緒に来ないか」と学校の友人から声がかかります。
友人からは妖怪は見えず、夏目とニャンコ先生しか見えません。見える世界と見えない世界の対比がはっきり描かれています。
どうしようか迷っている夏目に「早く行ってやんな」と送り出す妖怪たちに、本当に夏目の事を思っているのが伝わってきます。
見える事を疎ましいと思ったこともあった。
今のオレにとって人も妖(あやかし)も等しく かけがえのない・・・
人も妖怪も良い者ばかりとは限らない。いやむしろ・・・。それでも夏目は大切な物をみつけられたようです。
良い仲間に出会えて良かったと思えるお話でした。
まとめ
自分で言うのもなんですが、ずいぶん偏ってますね(笑)
あくまで個人の感想なのでお許しください。
気になった方は是非アニメ版を見てくださいね(^-^)
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