ちゃこりんの空回りな世界∞

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犬の老化は急に訪れる。愛犬とのお別れの話

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犬種や飼育環境など個体によってそれぞれですが、ある時期になると急に老化が目立つようになる事があります

 

だいたい10歳前後あたりでしょうか?小型犬だともっと遅いかもしれません

 

このCMを見て愛犬を思い出した

最近テレビをつけたら流れていたアイムスのCM。

 

このCMを見て僕は一瞬息を呑んでしまいました。

 

 


「お散歩」篇 30秒

 

ココ0歳

「ココ散歩行く?」

ワン!

 

子犬のココは散歩の意味もよく分かってなさそうな表情ですが元気に走りよってきます。

 

 

ココ5歳

散歩に行きたくてリードを持って行きたいアピールをするココ。

 

「ココ、行く?」

ものすごく嬉しそうに外へ走りだすココ。

 

 

ココ10歳

クッションの上で、ぐた~っとしているココ。

 

飼い主が不安げに訪ねる。

「ココ、散歩は?」

 

僕はこの場面で思わず息を呑んでしまいました。(すごい間があったような気がしたのです)

 

 

ワン~♪ と尻尾を振ってココは行きたいと言ってくれました。

ものすごくホッとしちゃいました(;´∀`)

 

 

でもね、ある時から行きたいって言わなくなるんです(/_;)

 

 

当たり前なんですがいつか必ず犬が老いていく時期が来ます。

 

遊ばなくなったり、散歩を喜ばなくなったり、高い所に登れなくなったり、トイレを失敗するようになったり・・・

 

愛犬とのお別れの話

 

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僕の家ではヨークシャー・テリア(ヨーキー)を飼っていました。

 

初めて飼った犬で名前はチャコ。愛称でチャコリンと呼んでいました(僕のハンドルネームもこの頃に出来ました)

 

犬を飼ったのはこれが最初で最後です。

 

 

ヨーキーは子犬の時は黒色で、大人になるとゴールドシルバーなどに色が変わっていきます。

 

ただチャコの場合、色が変わったのは顔と足だけで他は黒のまま。大人になっても幼く見えました。

 

 

ぬいぐるみと散歩が大好きな子だったのですが、15歳くらいからめっきり遊ばなくなりました。

 

そうすると一気に年老いていきました。

 

耳が遠くなって誰か帰ってきても気づかなかったり、他人を母と間違えて尻尾を振って喜んだり・・・

 

たまに具合が悪くなって元気がない時もありましたが数日経てば元に戻りました。

 

 

そんなある日、少し具合が悪くて病院に行った時、先生がチャコリンに向かって

あと一年は頑張らないとだね」と話しかけました。

 

 

えっ?それは逆に言うとあと一年は厳しいって事?

 

確かに最近具合が悪そうな時もあるけどいつもは平気だし、一年くらい大丈夫でしょ。なにを言っちゃってんだか先生・・・。

 

そう思いました。

 

 

でも先生の言葉は当たってました。

一年どころか半年も経たずにチャコは旅立っていきました。

 

僕とのお別れ

その日の朝、僕が仕事に出かけるときチャコリンがぼーっと突っ立ってました。

 

いつも挨拶をするわけじゃないんですが、その日は「いってきます」と言ってチャコの顔をモシャモシャしました(今でもこのとき挨拶しておいて本当に良かったと思います)

 

まさかそれが最後にかけた言葉になるとは思ってもいませんでした。

 

夜、家に帰って亡くなった事を知り呆然となりました。

 

母とのお別れ

母は僕の何十倍もショックが大きかったと思います。一番チャコを溺愛してましたから。

 

その日の夕方、母が帰ったときはまだ普段と変わりありませんでした。

あ、チャコのごはんが無いわ、買ってこないと。

 

 

「ごめんね、また少しお留守番しててね」

 

そうチャコに言って買い物に出かけました。

 

 

一時間もしないで買い物から帰ってくるとチャコは寝ているようでした。

 

「ただいま、チャコちゃん」

ですが何も反応はありません。

 

 

チャコ?

 

チャコちゃん?

 

チャコぉぉぉー!

 

 

ほんのわずかな間にチャコは旅立ったのでした。

 

17歳でした。

 

私が買い物に出かけなければ・・・チャコを一人で行かせてしまった。最期に一緒にいてあげられなかった。

 

ごめんね。

 

 

母は強い後悔の念に駆られながら泣き崩れました。

 

今思うこと

もう亡くなって10年がたちます。

今でも本当にたまにですが夢に出てきます。

 

朝起きても寝ぼけてて時代がごっちゃになって、一瞬チャコがそばにいると勘違いすることもあります。

 

 

数分たって記憶が正常に戻ってくると「あぁ、チャコリンはもういないんじゃん」と気づきます。

 

そんな時は少し寂しい気分になったりします。

 

 

当たり前のようにチャコがいて、当たり前のように過ごしていた幸せな時間。

失ってみてそれが本当に大切で、かけがえのないものだったのだと気づかされます。

 

 

僕には分かるすべは無いのですが、チャコが僕たちと過ごした一生をしあわせだと思ってくれたら嬉しいです。

 

 

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君に出会えてよかったです。

 

ありがとう。